タイの寺院と協力し、地域で回収したペットボトルから作った再生繊維を使い、僧侶が着用する袈裟(けさ)を作る。布にはペットボトルを再資源化した繊維に、ポリエステルと綿をそれぞれ30%混ぜたアップサイクル製品が使用されている。寺院に寄付されたペットボトルは、圧縮機で潰され、タイの再生繊維メーカーへ運ばれ、再生繊維となる。最後に仏教徒である地域住民によって袈裟として縫われるという循環型の仕組みになっている。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。