米国のスタートアップ企業BlocPowerは、ニューヨーク市と連携し、銃による暴力のリスクが高い地域に「市民気候対策隊」という研修プログラムを導入した。1時間あたり20ドルの報酬で、ヒートポンプやソーラーパネル、電気充電ステーションなどの設置方法を学ぶことで、急速に成長する気候テック分野の企業とのコネクションが得られ、仕事を得やすくなる仕組みだ。プログラムの実施地域では就職率が50%を超え、銃による犯罪の件数も減少した。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。