フードバンクがぶつかる資金繰りの壁。ドイツにある市民団体ベルリーナターフェルは「タダで食べものを仕入れ、タダで提供する」という原則のもと工夫を重ねながら26年にわたって2万7千人以上のボランティアを運営している。例えば配布拠点は教会に間借りしていたり、イベントで出た食品を譲り受けたりと「協力する人が、いい気持ちでいる」ことに重きを置いているのがポイントだ。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。