ブリティッシュコロンビア大学の研究チームが開発した、光のあまり当たらない場所でも光が十分にある場所とほぼ同等の効率で機能する、バクテリアを使用した太陽光発電。これまで行われてきたバクテリアの天然色素を抽出するという方法ではなく、色素をバクテリアに残して大腸菌を遺伝操作することで、安価で持続可能な発電方法を生み出した。従来の太陽光発電の、日照時間が少ない日に発電量が制限されるという課題を解消するアイデアとして、さらなる研究開発が期待されている。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。