国内外のCSV先進事例にアプローチ!事例の詳細や背景を知るための効率的な方法は?

国内外のCSV先進事例にアプローチ!事例の詳細や背景を知るための効率的な方法は?

新たなCSV事業を始めようと思ったとき、具体的にどんな施策を行えばよいのか、迷っていませんか?ゼロから施策を考案することは難しいため、調査段階では国内外のCSV先進事例を参考にし、本質的で普及しやすく、かつ評価もされやすい施策を効率的に考えたいところです。

しかし、CSV事例といっても様々な業種の企業が異なる切り口で実施しており、プロジェクトの背景までのリサーチは一筋縄ではいきません。参入していきたい事業や採用するノウハウが決まった段階では、先進事例がどのような文脈で生まれ、どのような思いが込められているのか、より深掘りしていく必要があります。そこで、今回は実際にIDEAS FOR GOOD Business Design Labが使用しているリサーチのためのツール・メソッドをご紹介します。

目次

1.CSV事業開発の先進事例を知る重要性

国内外ではすでに多くのCSV事業が生まれており、成功しているものもあれば、うまく機能せずお蔵入りになっているものもあります。特に、外からの見栄えを意識するあまり、本質が伴っていないと判断されたプロジェクトは、SDGsウォッシュグリーンウォッシュと批判されることも。内実が評価されているプロジェクトはどんなものなのかは、先進事例をもとに押さえておく必要があるでしょう。

一方で、先進事例を知るポジティブな理由としては、プロジェクトの「面白さ」を掴めるということがあります。ただ環境や社会に肯定的な効果をもたらすだけではなく、どのような施策が「楽しい」「面白い」と思われ、人々のエンゲージメントを高めているのか、どのような方法で施策をアピールすれば良いか、それらも先進事例から学ぶことができます。

より意義のある事業を生み出すため、またより多くの人にとって興味深い施策を提案するために、CSV先進事例のリサーチは欠かせないと言えます。

2.CSV先進事例の効率的なリサーチ方法とは?

2-1.企業サイト内レポートを参照

日系の大手企業の一部はCSR/CSV担当部署を設けており、その場合は企業サイトに活動レポートを掲載していることがあります。具体的な活動は業界によって様々ですが、レポートから特に参考にしたいのは、「戦略」と「切り口」についてです。企業がどのようなステークホルダーを見据えて、どのような戦略のもと、どのような領域での施策を計画・実行しているのか。レポートを読むとその枠がはっきりと見えてきます。

例えば、三菱地所が出しているサステナビリティレポート2019では、「環境」「コミュニティ」「デジタル革新」などの枠組みをもとに、年度内に行われた事例や2030年までの長期計画を公開しています。

三菱地所によるサステナビリティ戦略レポート

また他の例として、ベネッセでは、サステナビリティビジョンやマテリアリティに関するページに加え、持続可能な社会に向けた取り組みを紹介するオウンドメディアも展開しています。SDGsの目標や「働き方・子育て」「テクノロジー」などのジャンルごとに事例を絞り込み、それぞれの背景や具体的な取り組み内容を参照することができます。

ベネッセのオウンドメディア

これらを参照することで、どのような分野でCSV事業を展開することができるのか、すでにある自社事業にどのように結び付けているのかなどを、参考にすることができるでしょう。

2-2.海外事例の背景はLinkedInでヒアリング

プロジェクトに込められた思いや実施にあたっての苦労などを把握したいときは、企業サイト内から問い合わせることもできますが、海外事例においてはLinkedInを活用すると便利です。LinkedInとは「ビジネス版SNS」のようなもの。企業サイトに記載されているプロジェクト担当者を直接検索し、コンタクトをとることもできます。企業サイト内に担当者が記載されていない場合でも、LinkedInを使うと個人の役職名までが記載されているため、あたりをつけてメッセージを送ることができます。

Image via LinkedIn

企業サイトには記載されていない事情や、プロジェクトを実際に担当した人の苦労など、詳細の事情が簡単なチャットツールを使って取得できるという点でLinkedInは有用です。

2-3.Googleで被リンク調査

レポートの収集や、LinkedInでのヒアリングを通じて、CSV事業の内情は見えきますが、外部からの評価を集めることはハードルが高く感じられるかもしれません。そんなときはGoogleの検索機能を使って、被リンク調査をすると手軽で便利です。あるサイトが、他サイトでどのように引用されているのか、どのような場面で紹介されているのか、「link:【サイトのアドレス】」で検索すると、結果が表示されます。例えば、IDEAS FOR GOOD Business Design Labのサイトを検索すると下記のように結果が出てきます。

Business Design Labの被リンク検索結果

サイトが引用されている先を調べることで、外部からの評価を見ることができるのはもちろん、リンクをつけている企業は類似した興味を持っていることも多いため、新たなアイデアやコネクションが生まれる可能性もあります。

3. BDLのリサーチレポート・コンサルティングって?

いかがでしたでしょうか?
海外の事例とも照らし合わせて、CSV事業としての新しさや効果を図りながら、オリジナルの事業を作っていきたいという方のために、IDEAS FOR GOOD Business Design Labではケーススタディを含んだレポート作成や事業のコンサルティングなども行っています。お気軽にお問い合わせください。

また、CSV事業開発・異業種ネットワーキングに役立つ会員限定のイベントをオンラインで毎月実施しています。こちらも、さまざまなアイデアを事業開発としてどのように始めたらいいのか分からない、近い志を持った仲間を異業種や同業種で見つけたいという方におすすめです。ご興味のある方はぜひご参加ください。

  • 世界のサステナビリティ動向トレンドの発信
  • 毎回テーマの異なる専門家によるセッション
  • 異業種のメンバーとの交流会も実施

会員登録後、イベントページにお進みください

Leave your comment
Comment
Name
Email