循環するプロダクトのアイデアを形にする。大学ゼミでの「サーキュラーデザインプロジェクト」(神奈川大学様)
Partner Profile
業種:学校法人
生徒数:17,813名(2022年5月1日現在、うち本プロジェクトに参加のゼミの学生:13名)
大学・大学院教員数:1,484名(2022年5月1日現在、事務職員は含まない)
興味テーマ:サーキュラーエコノミー、サーキュラーデザイン
【参照ページ】神奈川大学|本学の情報(最終アクセス日:2022年7月13日)
Issue
サーキュラーエコノミーをゼミの研究テーマにしたい
神奈川大学は横浜キャンパス、湘南ひらつかキャンパス、そして新たに2021年に新設したみなとみらいキャンパスの3つのキャンパスを有する大学です。
神奈川大学 経営学部 国際経営学科の道用大介准教授より、ゼミの学習テーマをサーキュラーエコノミーに設定し、みなとみらいキャンパスのファブラボみなとみらいを活用した期間限定のプロジェクトを実施したい、とご相談をいただきました。
Solution
「サーキュラーデザインプロジェクト」
初めに、ゼミの学生を対象にサーキュラーエコノミーの概念と共にサーキュラーデザインに関する勉強会を開催しました。これまでにIDEAS FOR GOODやCircular Yokohamaで取り上げてきたサーキュラーエコノミーのユニークな実践例をご紹介しました。
中間発表会
インプットを受けた学生たちは、サーキュラーデザインの概念を応用したオリジナルの「サーキュラープロダクト」を考案しました。学生による中間発表では、各々のアイデアを具現化するプロトタイピングに挑戦し、各自がその製品に込めた想い、サーキュラーなポイント、プロトタイピングの進捗を発表しました。
【関連ページ】横浜市内の学校で授業やワークショップを実施しました|Circular Yokohama
最終発表会
中間発表のアイデアをさらにブラッシュアップした後、それらのプロダクトに関連のある企業様6社を招待しての「プロトタイプの発表会」を実施しました。
<出席企業>(敬称略)
- 株式会社テクノラボ
- 株式会社Innovation Design
- 株式会社Nature Innovation Group(アイカサ)
- 無印良品 港南台バーズ
- 三菱鉛筆株式会社
- 富士フイルムイメージングシステムズ株式会社
【関連ページ】神奈川大学にて、「サーキュラーデザインプロジェクト」発表会の開催をサポートしました|Circular Yokohama
Outcome
今回のプロジェクトを通じて、学生から下記のアイデアが生まれました。
- 鉛筆の削りカスから作る鉛筆
- 絵本から作る壁紙
- 果物の皮から作るマドラー
- ペットボトルのキャップから作る子ども用のおもちゃのカトラリー
- 段ボール箱から作る家具や日用品
- ガムシロップのカップから作る学生証
- 枯れた花で作るアクセサリー
- ジップロックなどから作る子ども用の傘
アイデア製品化の可能性について、引き続き企業様と連携し前向きな議論を進めています。
Comment
サーキュラーエコノミーに関する豊富な事例をわかりやすく学生達に提供してくださって、本当に感謝しています。このプロジェクトをきっかけに参加者の視点が大きく変わったことを実感しています。
神奈川大学 経営学部 准教授 道用大介様
この道のスペシャリストに伴走いただいたことで、より深くサーキュラーエコノミーについての学びを得ることができたのではと思います。これをきっかけに、一つ一つの生活の中に廃棄が出ない工夫や、モノを長く使い続ける工夫を取り入れるなど、具体的なアクションに繋がってほしいと思いますし、社会に出たあともその視点を持ち続けてほしいと思います。
神奈川大学 社会連携センター 田中純平様
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上記のような事業のサステナビリティ・シフトのご支援をご希望の方は、IDEAS FOR GOOD Business Design Labをご活用ください。「Turn Ideas into Actions(アイデアを形に変える)」をコンセプトに、SDGs・サステナビリティ・CSV・サーキュラーエコノミー関連プロジェクトの企画立案・立上・運営までをサポート致します。IDEAS FOR GOODチームとの共創プロジェクトのご提案も可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
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