事例002:北欧サステナビリティ先進企業の気候変動戦略を学ぶ視察ツアー(株式会社メンバーズ様)

事例002:北欧サステナビリティ先進企業の気候変動戦略を学ぶ視察ツアー(株式会社メンバーズ様)

Partner Profile

・業種:デジタルマーケティング事業
・社員数:1272名(2020年3月末時点)
・上場有無:有り(東京証券取引所市場第一部)
・担当部署:株式会社メンバーズ VISION2030策定委員会
・興味テーマ:気候変動

Issue

新たな経営ビジョンの策定にあたり、重大な社会課題の一つである気候変動問題を当社戦略の中でどのように位置付けるべきか、そのヒントを探りたい

メンバーズは、本業を通じて社会課題解決へ貢献するCSV経営をこれまで志向してきました。2030年に向けた新たな経営ビジョンの策定にあたり、環境問題や少子高齢化、地域の過疎化、年金医療費、エネルギー問題などさまざまな社会課題のなかで、気候変動対策を取り組むべき重要な課題の一つとして捉えました。

必要となる情報を収集すべく、北欧をはじめとした気候変動対策に先進的に取り組んでいる企業に対し視察・ヒアリングを実施したいと考えました。

Solution

海外視察ツアーのご提案

  • 欧州内の候補先企業の選定
  • 企業へのコンタクト・視察アポイント設定
  • 視察スケジュール作成
  • 視察アポイント時の逐次通訳

気候変動対策に優れた企業という観点から複数の欧州諸国と企業をリサーチした結果、特に先進的な事例が多いフィンランド、スウェーデン、オランダの3ヶ国への視察をご提案。スケジュールや視察先企業の事業内容との相性を考慮し、最終的に渡航先をフィンランド・スウェーデンの2ヶ国に絞り、下記6社の視察をアテンドしました。

Doconomy / Forsman & Bodenfors / Trifilon / Helsinki Climate / Smart & Clean Foundation / Finnish Clean Energy Association

Doconomy

Doconomy

消費者の気候変動への意識を高めるために、カーボンフットプリントが視覚化されるアプリケーションを独自開発しているスウェーデンのスタートアップDoconomyへヒアリングを実施しました。彼らの開発に関わる思いとともに、ニッチなフィールドではじめたときに乗り越えた課題や、これまでの経験から学んだパートナーシップの重要性、そして世界中の消費者を巻き込むための今後の展望についてお話を伺いました。

 

Forsman & Bodenfors

社会課題や環境問題の解決に繋がる取り組みを意識する企業が増えてきているなか、企業の取り組みやメッセージを消費者に効果的に届ける、広告代理店の役割について伺いました。他にも、ソーシャルグッドなPR推進のヒントや実際の事例と共に抱えている課題感、CSVマーケティングの鍵となるファクターについて尋ねました。

Trifilon

プラスチックの性能以上の強度と軽さをもつ混合物から生成された素材を開発し、革新的な技術を評価され、いくつものアワードで受賞されている注目企業Trifilonの本社兼工場へ訪問しました。プラスチックの代替品として機能する混合物をわずか二人で製造した背景や乗り越えた困難、そして社会からどう受け入れられているかを含め、今後の取り組みについて伺いました。工場では実際に使っている機材や実験している素材などを視察しました。


Helsinki Climate

世界的な共通課題である気候変動問題に、フィンランド国民を巻き込むために開催された、数千人規模のフォーラムを主催した団体、Helsinki Climateの代表の方に、開催に至った背景や開催から得た効果を伺いました。ファーラム以外にも、彼らの主軸としている事業や 気候変動対策を加速させるためのヒント、そして彼らの今後の活動について訊ねました。

Smart & Clean Foundation


フィンランドの政府や企業を連携して気候変動問題を解決すべく活動するSmart & Clean Foundationに取材をしました。彼らの大きなビジョンは気温上昇を抑えるためにヘルシンキで使用されているプラスチック製品全てを循環させるサーキュラーエコノミーの構築で、そのゴールへの想いをはじめ、現状をお聞きしました。また、その大きなビジョンに向けてどのようなステップでヘルシンキ市長や専門家、企業を含め、様々な団体を巻き込み進めているのか、彼らの役割と共に伺いました。

Finnish Clean Energy Association

Finnish Clean Energy Association

クリーンエネルギー業界の発展とともに、市民が誰でも非中央集権的な再生可能エネルギーにアクセスできるよう、スマートエネルギーソリューションや省エネを促進するFinnish Clean Energy Associationにヒアリングを行いました。彼らの活動内容やフィンランド国内の再生エネルギー事情、推進するためのキーファクターなどの、様々な専門家が関わる協会ならではの知見を共有していただきました。

 

Outcome

企業経営ビジョンの策定に欠かせない視察ツアーに

今回の視察をうけて、2030年に向けた企業ビジョンhttps://www.members.co.jp/company/news/2020/0508_3.html)策定の大きなヒントを得ることができました。また、視察内容を社員総会で報告し、今回取材した先進的な取り組みを1,200名以上の社員と共有しました。

Comment

今回の北欧サステナビリティ先進企業の気候変動戦略を学ぶ視察ツアーにご協力いただきまして、ありがとうございました。急なお願いだったにも関わらず、事前準備から迅速かつ柔軟にご対応いただいたおかげで、2030年に向けてVISIONを新しく作る上で欠かせない視察となりました。実際に現地に行き、先進的な取り組みをしている企業の方々から直接お話を伺うことで、その熱量や考え方に大きな刺激をもらいました。気候変動は目の前に迫っている社会課題ですが、我々ができること、やらなければいけないことが必ずあると確信できた視察でした。今後もまた、海外視察がある場合は再度お願いできればと思います。

株式会社メンバーズ VISION2030策定委員会

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