食品廃棄物の処理は難しい。埋め立てられた廃棄物は地下水を汚染し、人々の健康に関わってくる。そこで、中国の済南市でリサイクル工場を営むLi Yanrong氏は、3億匹を超えるゴキブリに食品廃棄物の処理を任せることにした。その量は、レストランや食堂から出る食品廃棄物の3分の1以上である。ゴキブリの死骸は動物の飼料に活用されるため、死んだ後は自然の循環に戻っていく。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。