IT業界の成長に伴い、データセンターのエネルギー消費量は増加し続けている。そんな中、再生可能エネルギーで稼働しているストックホルム・データ・パークスは、さらにその廃熱を暖房会社のフォルトゥム・ヴァルメに販売する取り組みを開始。10メガワット規模のデータセンターひとつが発する排熱は、実に2万世帯のアパートを温めるのに十分だという。これにより、温暖化につながる化石燃料の利用を減らすことが可能となり、8千メートルトンものCO2排出を削減できるという。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。