都市洪水の原因の1つは、アスファルト等で舗装された道路の下に雨水が浸透せず、大量の水が一気に道路わきの側溝に流れた結果排水しきれなくなることである。この対策として登場したのが歩道用舗装「CLIMATE TILE」だ。舗装ブロック表面に開いた穴から雨水が下に浸透してブロックに付属する側溝に流される。雨水の一部は側溝から植栽に直接流れる設計だ。水を集め、流れるべき場所に自然循環させる単純なプロセスの効果は大きく、既存の排水システムに比べて30%多く雨水を処理できるという。