英国企業Sesameが開発した「見えないエレベーター」。普通の階段に見えるが、ボタンを押すと自動で階段の一部が動き、車椅子用のエレベーターが現れる。文化財に指定された建造物の場合、景観に調和しないとの理由からバリアフリー設備の取付けが認められないことがある。英国の第1級指定建造物、イングランド銀行もバリアフリー化の計画が困難な状態だった。しかし、Sesameは景観を壊さないデザイン性が評価され、正面入口に設置されることとなった。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。