タイのチャークデーン寺院では、新型コロナ対策として、ペットボトルを再生利用してマスクを製造する取り組みを始めた。マスクは、裏地にフィルターが縫いつけられており、人々が飛沫のリスクから身を守れるようにとの意図が込められている。できあがったマスクは、東南アジアの僧侶がよく着る袈裟と同じオレンジ色で、人々が心の安らぎを得るようにと、仏教の念仏が書き添えられた。境対策と新型コロナ対策を結びつけるソリューションである。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。