ドイツのベルリンにある4つの美術館および博物館が、シリアとイラクからの難民に館内ガイドのトレーニングを提供する「Multaka(ムルタカ)」というプログラムを行っている。ガイドになるためのトレーニングを受けた難民は、自らの母国語で、同じシリアやイラクからの難民にツアーを行う。より多くの難民に美術館や博物館を訪れてもらい、受け入れ国であるドイツとの社会的なつながりを育んでもらうことが、同プログラムの目的である。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。