米ペンシルベニア州立大学がトイレの水消費量を半分に削減する技術「LESSコーティング」を使い、新たなコーティングスプレーを開発した。実験では、感染症や不快な臭いをもたらす細菌も効果的にはじかれた。汚れたトイレは私たちの健康にも害を及ぼす可能性があるため、水の使用削減だけでなく衛生面でも画期的な技術だ。水なしトイレでも使え、開発が進めば発展途上国の衛生向上に役立つ。すでにスタートアップ「spotLESS Materials」で販売を開始している。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。