オランダ・アムステルダムでは、有機性資源を循環させるためのコミュニティ・コンポスト「ワームホテル」が設置されている。耐久性のあるエコ素材でつくられており、一軒あたり数kgのミミズが暮らしている。そこに住民が生ごみを持ち込み、虫たちが分解し、豊富な養分を含む土に還す。土は住民たちが分け合い、肥料として活用する仕組みだ。住民への資源循環の教育機会を提供するだけでなく、地域コミュニティの形成・強化に向けた基盤になると期待される。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。