米国・メリーランド大学で研究が進んでいるのは、ガラスの代替素材となり得る「透明な木材」だ。一見プラスチックのようにも見えるが、窓やビルの建材としても使用可能だという。研究者によると、木材はガラスに比べて熱伝導率が低く、軽くて頑丈なうえに通常のガラスよりも環境に優しい。建物の窓の素材にすれば、より効率的にエアコンの効き具合を調整できるほか、強い直射日光を和らげながら柔らかい自然光を取り入れることも可能だ。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。