喘息患者にとって、部屋の気温や湿度の変化を知ることは症状の軽減につながる重要な情報となるが、そのための計測機器が高価で、使いづらいといった問題がある。この問題を解消すべく、ニュージーランドのチャリティー団体「ホエールハウラ(Whare Hauora)」が発表したのが、部屋の気温と湿度を計測できるキット「ホエールセンサー」だ。このセンサーは10分おきに温度と湿度から露点を計算し、利用者がどのような対応をすればよいのか、アプリから分かる仕組みだ。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。