石油からつくられるプラスチックは分解が難しく、マイクロプラスチックとして環境に残ることが問題視されている。そんな中カナダのブランドン大学研究チームがプラスチックを食べて分解する幼虫、ワックスワームを発見した。研究チームによると、このワックスワームはレジ袋などに使われるプラスチックの一種「ポリエチレン」を唯一の栄養源として1年以上生存できるという。細菌とワックスワームの機能と繁殖条件の理解を深めることで、より良いプラスチック生分解システムの開発を支援できることが期待されている。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。