燃料電池車向けに開発された燃料“Electriq~Fuel”。その成分は60%が水であり、排気ガスを出さない。さらに、従来の燃料電池に比べ航続距離が長く、普及にあたってのコストを半分に抑えることができるという。車載システム内の燃料から発電に必要な水素を抽出し、車のエネルギー源となる電気を生み出すため、水素ステーションなどの特別なインフラ設備が要らないのが特徴。車と燃料以外への投資が不要で、コストを大幅に削減できるため、従来の燃料電池よりも普及しやすいといえるだろう。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。