デンマークの首都コペンハーゲン市では、たびたび集中豪雨が起こる。その防止策のひとつが、市民の憩い場であり、災害時には命を守る「気候公園(Climate park)」だ。90年以上の歴史を持つ市内の公園「Enghavepark」が、容量2万2,600m3の貯水池を備える公園に生まれ変わった。公園に集められた雨水は、掃除や市内の植栽への散水に使うことができ、市内の水を節約する。残りの雨水はろ過されて、公園内のレクリエーションエリアで再利用される仕組みだ。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。