イギリスのデザイナー、カイル・ブランチズ氏が手がけた「The Motorist Won(自動車運転者が勝った)」は、ストーンヘンジやバッキンガム宮殿、ビッグ・ベンなどのイギリスの名所が自動車に支配された様子を描いている。この作品は画像生成AIを用いて公衆衛生や環境への懸念を表現する。道路に埋もれる都市空間と歩行者の追いやられた姿は不気味な光景で、カイル氏は社会が歩行者に不利な設計になっていることを指摘している。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。