「夏の暑さ」を保存して「冬を暖める」技術開発がスウェーデンやスイスで進んでいる。たとえばスウェーデンの研究では、炭素、水素、窒素からできた液状の分子を建物の屋上に設置する。そこで太陽エネルギーを集めた後、液体を室温で保存しておき、必要なときに暖房などに使えるようになるという。暖房に使われた液体を屋上に設置すると、再び太陽エネルギーを集められるようになる。実用化できればエアコンの使用量が減るため、CO2排出量の削減が期待できる。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。