オーストラリアに建設された、溶融塩の蓄電システムを使った世界最大規模の太陽熱発電所。従来の太陽熱発電は、夜間は発電せず、天候によって発電量が左右される点が課題だが、この太陽熱発電所では昼間に発電して電力を貯蓄し、日没後も溶融塩のバッテリーに貯めておいた太陽エネルギーを使用できる。これにより、バックアップ用の化石燃料を使用せずに、有害物質も排出せずに、化石燃料や原子力のような安定した電力供給が可能になる。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。