輪島塗ブランド千舟堂(せんしゅうどう)は、漆器づくりにおける環境負荷の低減に挑むと同時に、国産漆の復活をめざし、若手職人の育成をはかる「国産うるしプロジェクト」を立ち上げた。千舟堂が販売するお碗「iro椀(いろわん)」の売り上げの3%を国内の漆の植樹に活用することでカーボンポジティブを目指すほか、植樹による国産漆の安定供給や若手職人による伝統産業の存続など、輪島漆食器で環境保護・伝統継承・人材育成の「三方よし」を実現する。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。