テクニオン・イスラエル工科大学の研究者たちは、2021年12月、海藻の一種であるアオサから電流を得ることができたと発表した。アオサが光合成を行うことで、電流が生じる仕組み。研究者らは、アオサを育てるタンクで電流を集めるプロトタイプ装置を製作。今後はこの技術を改良することで、クリーンエネルギー技術を産み出せると期待が寄せられる。日本でも味噌汁などによく使われるアオサが、次世代を担う新エネルギーとなるのか、今後の展開に注目が集まる。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。