英国のスタートアップ企業fibeが、ジャガイモの茎から抽出した「Patacel」という繊維を開発した。コットンに近い性質を持ち、手触りが良いという。環境負荷の少ない素材として近年注目を集めている麻やジュートと比較して、有害な化学物質を使わずに繊維を抽出することができる。生産プロセスでは水の使用を99.7%、CO2排出量を82%削減でき、環境負荷を軽減できる。また、服を着なくなった後はリサイクルやコンポストができるという。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。