米国のLiving Carbon社は、光合成の効率を高めることで木を早く成長させ、27%も多くのCO2を取り込めるようにする技術を開発中だ。同社が開発した木からは、従来の木より53%も多くの葉と茎が発生し、その分多くの炭素を吸収できるという。その他にも、木の根や幹が多くの金属を蓄えられるよう操作し、腐りにくい木を作る研究も行っている。この技術を使えば、重金属を多く含む劣化した土地でも木が育つというメリットがある。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。