パリのシテ科学産業博物館に「気候危機」をテーマとする常設展がある。たとえば「脱炭素化」のエリアにあるカラフルな円錐は、食料生産における二酸化炭素排出量の多さを表している。「行動」のエリアには日常生活のカーボンフットプリントを測れる体験ディスプレイがある。また、企画展の設営にはプラスチックを使わず、SFC認証を受けた木やリサイクル素材を使用した。オープンまでに排出した炭素量を計算し、その内訳をパネルで明示している。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。