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髪の毛で衣服を作る団体「Human Material Loop」

毎年7,200万kgも廃棄される髪の毛を活用するため、オランダの団体Human Material Loopは、髪の毛から折り目加工や模様のある生地を作ってセーターにするアイデアを編み出した。髪の毛はオランダ国内の理髪店や美容室などから切られた髪の毛を集めており、他国から「素材」を仕入れていないこと、すべて自転車で毛を運んでいるため、CO2排出量が削減できるという。

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パリで計画が進む、CO2フリーな 「ケーブルカー通勤」

フランス・パリで「ケーブルカーによる通勤」を実現するための計画「Câble1(C1)」が進んでいる。パリの南東にあるクレテイユとヴィルヌーヴ=サン=ジョルジュなど4.5kmの距離をケーブルカーでつなぐ。5駅間を約17分でまわることができるため、バスなど地上の交通手段よりも速い。その上、ケーブルカーを利用すれば走行中のCO2排出フリーとなり、環境負荷を軽減できるという。

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地産地消や食育を促す、世界中で広がる「食べられる森」

世界各地で広がる「食べられる森」プロジェクト。地域住民が野菜や果物などを育て生物多様性を育んだり、地域交流を促進したりすることが目的だ。フランスの市民団体Les GarnemAntsは3段階に分け、物置小屋、トイレ、井戸の設置に始まり、栽培を続けながら食べられる森をより広く一般に公開することを目指す。収穫物は森をつくる作業などに参加したメンバーの間で分配されるが、収穫物の少なくとも10%は社会貢献活動を行う地元の団体に寄付するという。

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スマホ利用によるCO2排出をオフセットできる通信プラン

デンマークのWorthmore社は、利用者がスマートフォンの使用によって排出したCO2を計算し、オフセットできる利用プランを提供している。同プランの利用によってユーザーの月額の支払料金の10%がCO2のオフセットのために利用される。また、商品購入者が使わなくなった古いスマホを回収し、リサイクルして再販売。その売上額は植林や海洋保全プロジェクトなどの社会貢献活動を行う団体に寄付される。

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生分解性素材を使ったオーガニック花火「SPARK」

オランダのソーシャルデザインラボ「Studio Roosegaarde」は「サステナブルな祝祭」というコンセプトのもと、生分解性を持つ素材でできたオーガニックな花火「SPARK」を開発した。普通の花火ではなく蛍や鳥の群れ、銀河に着想を得た。幾千もの小さな光の集合体で、風の中を静かにたゆたう花火だ。普通の花火のように、花火の煙がもたらす空気の汚れや、燃えカスなどのごみが出ないため、環境にやさしいといえる。

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「世界で最初のフェミニスト政府」スウェーデンのジェンダー平等政策

世界で最初のフェミニスト政府と宣言しているスウェーデン政府。22人の政府大臣のうちその半数が女性だ。2030年までに男女の格差を是正することを目標とし、60の公的機関とともに政府機関におけるジェンダー主流化を強化するためのプログラムを取り入れている。外交や貿易政策でも、資源や機会の公平性などの配慮が取り入れられており、貿易交渉においては女性にプラスを与える貿易先、サービス、製品を優先するなども行っている。

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すべての人にインクルーシブなファッションを提供するブランド「SOLIT!」

アパレルブランド「SOLIT!」は、企画段階から様々なバックグラウンドを持つ人たちと企画開発し、受注生産する。その際、好みや体型、障がい特性などに合わせて部位ごとにサイズ・丈・仕様をカスタマイズできる。たとえば車椅子ユーザーは車輪を回す際に袖口が汚れやすいため、腕まくりがしやすいように袖の中にリブを付けてカスタマイズができるなど、着る人の視点に立ったデザインを採用している。

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大手レコード会社が集結し、音楽業界の脱炭素化を目指す「Music Climate Pact」

英国で、音楽業界全体で気候変動対策を推進するためのグローバルプラットフォーム「Music Climate Pact」が立ち上がった。Music Climate Pactに参加した組織はパリ協定が求める水準と整合した温室効果ガス削減目標「SBT」を設定すると宣言するコミットメントレターを提出するか、2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを目指すことを呼びかける国際キャンペーン「Race to Zero」に参加しなければならない。

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すべての幼稚園で無料の朝食を提供するプログラム

フランス郊外の都市グリニーでは「経済的な理由によって、子どもの良好な健康状態や学習機会が奪われることを防ぎたい」という想いから、市内のすべての幼稚園で無料の朝食を提供する取り組みを始めた。15園の幼稚園に通う約1,800人の子どもが、この取り組みの対象となる。朝食を摂取することで子どもたちの集中力・記憶力の低下や学力格差の拡大を防ぐ。今後、同市の小学生にも同様の支援を広げていく方針だという。

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リサイクルをもっと簡単に。半分に割れるデザインの紙パック

米のデザイン会社Pushan Panda社が開発したのが、紙とプラスチックを完全に分離できる飲料パッケージ「Bruk」。Brukは中心に縦の点線が入っており、飲み物を飲み終わった後は外側の紙のパッケージを2つに割ることで、中のプラスチックパッケージと完全に分離できる。パッケージのリサイクルを推進するため、多くの人に直感的かつ簡単に使ってもらえるよう、親しみやすくインクルーシブなデザインを目指したという。

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