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スターバックスが発表した、中絶する社員の交通費負担

スターバックスは米国にいる24万人の従業員に対して、自宅から約160km以内の場所で中絶手術を受けることができない場合、同社が手術を受けるための交通費を払い戻すと発表した。米国では州によって中絶を禁止しているかどうかが異なるが、同社は、すべての従業員が質の高い医療にアクセスできるべきだと考えるからだ。また、ジェンダーアファメーション(性自認の確認と肯定)のための医療処置を受ける場合も対象で、性の多様性を尊重する姿勢を示している。

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7着で必要な外出着をカバーする”脱成長”ブランド「Early Majority」

”脱成長“の原則を掲げるファッションブランド「Early Majority」は、用途の広い外出着を必要な数だけ作ることをモットーに掲げる。同ブランドが4月に発表した服はわずか7種類で、秋に新しく2種類を発表する。会員制を基本としており、何がどれだけ必要かは会員の需要に応じて決まるという。最初のうちは非会員にも服を販売するが、会員に対するよりも高い価格で販売し、ゆくゆくは非会員向けの販売をやめることを目指している。

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海面上昇に適応する、釜山の水上都市「OCEANIX Busan」

世界初の水上都市「OCEANIX Busan」プロジェクトが進行している。韓国・釜山は、気候変動による海面上昇の危機にさらされている沿岸都市の一つだ。相互に連結されたプラットフォームと呼ばれる構造の上に、木材や竹など軽量の自然素材を使用した、5階建てほどの建物が立ち並ぶ。使用するエネルギー源は海上に浮かぶ太陽光パネルで生産する。住民が共同で使える農場や温室などの都市型農業も並行して行う。

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光合成で増殖し続けるバクテリア製サングラス

イタリアのバイオデザイン研究者シンツィア・フェラーリがバクテリア(菌類)でできたサングラスを開発した。光合成を行う単細胞生物、シアノバクテリア(藍藻)が使われており、バクテリアの成長に任せたデザインは不規則でこの世に一つしかない形をしている。また、バクテリアは光合成によって常に増殖しているため、製品はそのライフサイクルが終わった後も、次のサングラスの原料として使用することが可能だという。

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インドの会社が認めた「昼寝をする権利」

睡眠グッズを製造販売するWakefit社は、14:00から14:30までを従業員の昼寝タイムにすることを発表した。この時間帯は誰にも昼寝を邪魔されないよう、Googleカレンダーの時間枠をブロックする。昼寝を取り入れると、いつもより仕事が捗ったり、健康的な生活を送れたりするという効果が表れたという。「Do Se Dhai(14:00から14:30まで)」という合言葉を掲げ、他の組織も昼寝のムーブメントに加わるよう呼びかけている。

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「動き」で認知症患者の記憶を呼び起こすツール「Rewind」

シンガポールのデザイナー、ポー・ユン・ルー氏は認知症患者のためのデジタルツール「Rewind」を開発した。たとえばティーポットの注ぎ口に見立てたデバイスを持ち、モニターに映るコップにお湯を注ぐ動作をすると、モニター上で紅茶ができる。認知症の人は、同じ動作を繰り返すと記憶を保持するのに役立つことを理解しない場合があり、医者などが体を動かすよう促しても参加しないことが多い。そこで彼らの感情に働きかけ、つい動きを繰り返したくなる仕組みを作った。

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介護疲れを癒すため、ホテルの空室を無料で提供する宿泊プロジェクト

家庭内で身内の介護をする無給ケアワーカーが存在し、さらにそうした人々の半数近くが過去5年間一度も休暇を取れていないとして問題視されている。そこで英国の慈善団体「Carefree」は、18歳以上でフルタイム(週30時間以上)で無給のケアワークをしている人々を対象に宿泊施設の空室に無料で泊まれるプロジェクトを始めた。ケアワーカーが休んでいる間は、連携するコミュニティパートナーが、ケアが必要な人々のサポートを行うという。

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ナイトクラブで導入した、人の熱気由来のエネルギー「体温発電」

スコットランドにあるナイトクラブ「SWG3」では、人々の体温を施設の冷暖房に利用する「BODYHEAT」システムを試験導入した。通常の会場では熱気を建物の外に出しているが、SWG3では天井に空気収集器を設置し、フロアにいる人々が出す熱い空気を吸い上げるしくみ。回収された熱は、会場の冷房または暖房のために地中に蓄えられる。SWG3では、年間70トンのCO2排出量を削減でき、2025年にはカーボンニュートラルになると試算している。

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堆肥化できるPCR検査キット「ECO-FLO」

工業デザインのコンサルティング会社Morramaは、新型コロナの検査キットに使われる使い捨てプラスチックを削減したいという想いから、パルプと生分解性の包装用フィルムでできた、堆肥化できる検査キット「ECO-FLO」を開発した。4〜6週間経つと土壌中で分解されるという。手順の説明を検査キットに直接書いたり、他の検査キットにある「C」「T」という科学的表記をなくし、言葉で説明したりすることで分かりやすくしている。

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Googleが“気候変動”の検索結果に表示した「すぐできるアクション」

大量の情報があふれるインフォデミックの中、Googleはより正確な情報を提供するために国連と連携し、”Climate change”や「気候変動」というキーワードで検索をした場合に科学に基づいた情報をトップ検索画面に表示する仕様に変更した。また、調べた後、身近にできるアクションまで表示されており、読む人の内容理解に留まらず具体的な行動にまでつなげようとしている。

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