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大都市の緑化は年間5億ドル以上の利益を生み出す。ニューヨーク州立大学調査

ニューヨーク州立大学は、都市に緑を増やすことで大気汚染の減少、雨水の浄化、CO2削減、暖房費と冷房費の半減などにより年間約557億円の利益が推定されるとの研究成果を報告した。駐車場などに植樹するだけでも居住者に与える利益を倍増させることができると主張する。この研究結果により都会に作られた緑のオアシスが「高い経費」ではなく「経済効果のある有効な投資」という位置づけに変わったことで、官民で今後さらに都市の緑地開発が進むことが期待できる。

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ドローン植林がマングローブを救う。ミャンマーで始まる森林保護のイノベーション

ミャンマーでは、長年にわたる乱伐などでマングローブが激減した。水をろ過してくれるマングローブの根は魚など多様な生物にとって貴重な存在であると同時に、嵐から海岸線を保護する役割もあり、人間にとっても重要な存在だ。そこで、BioCarbon Engineeringはドローンを活用し、効率良く植林を行っている。以前は住民による手作業の植林が行われていたものの、森を失う速度に追いつかなかったためだ。最終的に約10億本の木を植えることを目指す。

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充電スタンド版Airbnb。電気自動車の利用を加速させる「Everty」

オーストラリアのスタートアップのEvertyは、電気自動車用の充電スタンドのシェアリングエコノミーを展開する。オーストラリアでは、電気自動車の需要に対し、充電スタンドが不足している。そこで、自宅に充電スタンドを持つ電気自動車の所有者が自宅の駐車場を貸し出すことで、数少ない公衆充電ネットワークを補うというアイデアだ。Evertyは日中に電気を使用しないソーラーパネル付きの住宅所有者にとって特にメリットが大きいと指摘する。

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中国の大気汚染に立ち向かう。空気を清浄する自転車のシェアリングサービス

中国は慢性的な交通渋滞や大気汚染が深刻化し、大きな問題となっている。そこで、オランダのエコイノベーターでデザイナーのDaan Roosegaardeは、汚れた空気を吸い込み浄化する機能を持つスモッグフリー自転車を考案した。多くの消費者が利用できるよう、中国のバイクシェアリング大手Ofo、中国の設計プラットフォーム大手のTEZIGNと提携し、自転車のシェアリングサービスとして展開する予定だ。

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乗り物酔いを克服するVR「Boarding VAR」

フランスのスタートアップBoarding Ringによる、テクノロジーで乗り物酔いを克服するアイデア。あらゆるVRまたはARデバイスに後付けして使用できる「Boarding Var」という機能は、装着したユーザーの視野に水平な平面を映し出す。視野に決してぶれない一定の基準を作り出すことで、内耳から得る情報との誤差をなくし、そこからくる乗り物酔いを克服する仕組みだ。

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自分の肌に合った栄養素を自由に組み合わせるスキンケア

オーガニックのスーパーフードを材料としたヘアケア・スキンケア製品を取り扱う米国の美容ブランド「LOLI」が、自分で好きな材料を混ぜ合わせて作るBIY(Blend It Yourself)のスキンケア製品を販売。自分の肌に合うものや必要な栄養素を自由に選べるだけでなく、製品に使われる素材もフェアトレード認証を受けたものがあり、エシカル消費を実現できる。コスメの容器はすべて使用後にリサイクルでき、堆肥化も可能である。

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爪に貼るだけで紫外線の浴びすぎを警告してくれるウェアラブルチップ

仏化粧品メーカー「ロレアル」と、デザイン会社「fuseproject」がタッグを組んで開発したUV Senseは、電池を必要とせず、爪に貼れるほど小さくて薄い世界初のUVセンサーだ。爪に貼って普段通りの生活を送ることで、自分がどれだけ紫外線を浴びているかをリアルタイムでスマホに送って教えてくれる。紫外線の浴びすぎによる肌のトラブルや、皮膚がん発生を防ぐためのツールだ。

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”結婚不適合者”を目指すジェンダー教育ボードゲーム「Arranged」

世界で最も女性の権利に関して保守的な国の一つ、パキスタン出身のデザイナーが、「望まない相手との結婚を避ける」ユニークな教育ボードゲームを作り上げた。ランダムにカードを引き、Aunty(仲介人)から良く思われない行動を重ね、出来るだけ結婚を避けることが目的のこのゲームを通して、結婚の慣習を気軽に見直すチャンスをつくる。同時に、女性が自分の意思による選択をすることに自信を持つことにもつながる好事例だ。

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ペットボトルとアルミ缶を、本と交換してくれる書店

イタリア南部の小さな町ポッラの書店「Ex Libris cafe」では、使用済みのペットボトルや空き缶を書店に持ってきた子供に、無償で本を提供。14歳未満なら誰でも、ペットボトル1つとアルミ缶1つのセットを持ち込めば、本1冊と交換してもらえる。この活動で提供される本は、書店に立ち寄る客が自分の分と同時に、“次の本にアクセスできない誰か”のためにもう1冊分も払っていく「Suspended books(保留本)」というシステムで寄付される。

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東京五輪のメダルを使用済み家電でつくるプロジェクト

2020年開催予定だった東京オリンピック・パラリンピックでは、使用済みの電子廃棄物から、アスリートに授与するメダルを製作するプロジェクトが進められていた。携帯電話やパソコン、ゲーム機、ドライヤーなど、さまざまな使用済み家電を、全国の参加自治体に設置された回収ボックスや宅配等により回収し、最終的に金・銀・銅のメダルに再生する。都市鉱山から栄誉あるメダルをつくるリサイクルプロジェクトである。

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