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都市の廃水をクリーンエネルギーにする「バイオファクトリー」プロジェクト

チリのサンティアゴにある廃水処理施設で出た汚水をクリーンエネルギーに変換する「バイオファクトリー」に生まれかわらせるプロジェクト。水道会社Aguas Andinas社は、サーキュラーエコノミーモデルを使って、廃水処理プロセスからゴミや化石エネルギー、および汚染物質を取り除くことを試みた。下水汚泥からのエネルギー回収により49GWhの電力、177GWhの天然ガス、および84GWhの熱エネルギーが生産され、13万7,000トンの下水汚泥が農地肥料として利用されている。

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荷物の包装はもういらない。1,000回使えるスマート郵送ボックス

“THE BOX”は、何度でも使える電子郵送ボックス。5㎏までの荷物を入れることができ、品物を中に入れてボタンを押せば、安全に密閉される。住所も電子表示されるため、宛名ステッカーも必要ない。1回の充電で1,000回まで使用可能。発送中は、カメラが箱の中の商品を監視しており、荷物の現在位置や温度、湿度、衝撃、密閉状況などがリアルタイムでインターネット上のサイトに映し出される。ユーザーと運送会社はTHE BOXを半永久的に利用可能だ。

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廃棄予定のクリスマスツリーでつくられたビール「Tree to Table」

欧州だけで毎年5,000万本のモミの木が伐採され、クリスマスツリーとして販売されるが、シーズンが終わるとその多くが廃棄される。この現状を受け、オランダのブルワリーLowlanderが、廃棄予定のクリスマスツリーを集めてビールを醸造するクラウドファンディングプロジェクト「Tree to Table」を行った。バーやレストランで飾っていたクリスマスツリーを集め、葉を使って、ビールに微妙な味わいを加えるという。葉以外の部分も新しいボトルなどに再利用し、極力ゴミを出さないよう取り組む。

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世界一環境に優しいサッカークラブ「フォレストグリーン・ローヴァーズFC」

英のサッカークラブ、フォレストグリーン・ローヴァーズFCが、気候変動への取り組みに成功している団体を讃える「2018 UN Climate Action Award」を受賞した。彼らは、グリーンエネルギーによる100%の電力供給、雨水のリサイクル、太陽光発電式ロボット芝刈り機の導入、完全菜食主義の食事療法の採用などの施策を実施してきた。認定にあたっては特に、炭素排出量を2017年以降3%減少させたことや2017年にシーズン中のゴミの排出量を14.7%削減させたことなどが評価された。

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成分の6割が水。「コスト半分、航続距離2倍、排ガスゼロ」を実現する自動車燃料

燃料電池車向けに開発された燃料“Electriq~Fuel”。その成分は60%が水であり、排気ガスを出さない。さらに、従来の燃料電池に比べ航続距離が長く、普及にあたってのコストを半分に抑えることができるという。車載システム内の燃料から発電に必要な水素を抽出し、車のエネルギー源となる電気を生み出すため、水素ステーションなどの特別なインフラ設備が要らないのが特徴。車と燃料以外への投資が不要で、コストを大幅に削減できるため、従来の燃料電池よりも普及しやすいといえるだろう。

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飛行機の廃棄素材をノートパソコンや車パーツにするボーイングのリサイクル

航空機開発の最大手ボーイング社が、ELG Carbon Fibre社と共同で、ボーイング飛行機製造工場から出る廃棄素材をノートパソコンのケースや車パーツなどにリサイクルする方針を発表した。これにより、年間で450トンもの固形廃棄物を削減できるという。ボーイング社は、廃棄物を最小限に抑えられるよう炭素繊維の生産方法を改善し、素材が収集できるモデルを開発。また、ELG社の技術により、これまで難しいとされていた飛行機の製造プロセスで使われる“硬化”された金属の再利用も可能にしている。

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シンプルで安価に電気を生み出せる、波力発電装置

複雑な構造のタービンや、高価な部品が必要だった従来の波力発電装置。そのかわりとして、波の力をシンプルに電力に変える装置「誘電エラストマー発電機(DEG)」を、英エディンバラ大学が開発した。波が来ると、内部に入った水が閉じ込められた空気を押し上げ、デバイスの上の膜が膨張・収縮をして電気を生み出す仕組みだ。シミュレーションの結果、1台の装置で約100戸の住宅の電力に相当する500kWの電力を生み出すことが確認された。

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ヒルトンの全てがヴィーガンなスイートルーム「Vegan Suite」

Hilton London Banksideにヴィーガンなスイートルームが誕生した。カードキーやデスクチェア等にはパイナップルの葉の繊維を使ったレザーを使用。枕には羽毛ではなく、低環境負荷でアレルギー物質を含まない抗菌素材が使われている。床は100%再生可能な竹製で、カーペットはオーガニックコットン製だ。ミニバーには地元でつくられたヴィーガンスナックが、ルームサービスにはヴィーガン100%の食事を用意する。ホテルの清掃には、動物実験を行っておらず水を汚染しない洗剤を使用する徹底ぶり。

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100%生分解可能。ユニリーバのエコな日焼け止め「My Kai」

一部の日焼け止めクリームに含まれる化学物質が、サンゴ礁の死滅や白化を招くことが問題視されるが、肌の健康をおろそかにすることもできない。そんな中、ユニリーバ社とBio-on社が人々の健康と自然との共存を目指して開発した日焼け止めクリームが「My Kai」だ。植物から抽出された100%生分解可能なバイオプラスチック製パウダーでできているのが特徴。この新パウダーにより、環境に有害なUVフィルターの割合を大幅に減らし、耐水性を高めることができる。

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サッカークラブが設立した学校給食用ヴィーガン食品会社「Devil’s Kitchen」

世界一グリーンなサッカークラブ・世界初のヴィーガンなフットボールクラブとして認定されたForest Green Roversが、ヴィーガン食品をつくる会社Devil’s Kitchen を設立した。14の主要なアレルギー食品や、パーム油、化学調味料、保存料などを使用しない食事を子供らに提供し、普段の食事が健康やパフォーマンスへどう影響するかを考える目的だ。工場は、100%グリーンエネルギーで稼働するほか、食や健康、スポーツについて楽しく学べる教育プログラムも行っている。

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