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ツアーガイドはホームレス。バルセロナの隠れた魅力が味わえるツアー

観光客は観光地以外の景色を知る機会は少ない。スペインのバルセロナには、隠れた街の魅力を紹介してくれるツアーがある。Hidden City Toursに所属するツアーガイドは、全員が過去または現在ホームレスの人だ。ツアーは彼らが日頃歩くスポットを巡ったり山を登ったりと屋外を歩き回るのが特徴。この社会的企業は、社会福祉事業などが提供するシェルターに滞在するホームレスを採用し、数十時間におよぶトレーニングを施し、ガイドたちは働いた時間に応じて規定の給与を受け取る。

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荷物タグが現地の音声ガイドに。機外に広がるKLMオランダ航空のおもてなし

飛行機に乗るときの預け荷物に付けられる荷物タグは、到着地ではゴミになる。KLMオランダ航空は、タグを別の用途で使えないかと考え、搭乗者がアムステルダムの空港を出たあとも役に立つ音声ガイド付き荷物タグ「Care Tag」を導入。このタグにはオフラインでも使えるGPS機能が付き、滞在者が街を散策していると場所に合わせた音声ガイドが流れる。荷物タグという紙切れにテクノロジーの力を足すことで、航空会社のホスピタリティを機内から機外まで拡張できるアイテムだ。

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コウモリのためのAirbnb。自宅を害虫から守ってくれる「BatBnB」

捕食者の数が激減するとその動物に食べられていた生き物が過剰に繁殖するという生態系の問題がある。アメリカのスタートアップPoint Line Plane LLCが作成したコウモリのための小さな家「BatBnB」を自宅の庭に設置すれば、コウモリが蚊などの虫を大量に食べてくれる。近年数が減少するコウモリにとっても、天敵から狙われにくい寝床で安全に繁殖できる。コウモリのためのAirbnb「BatBnB」は、生態系の保全に役立つ上、人間の暮らしも快適にしてくれる。

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ゴミを出す感覚で道端でリサイクルできるポリ袋「Goedzaq」

不要品をリサイクルするにも、店舗に持参したり、フリマアプリに登録して配送手続きをしないといけないなど、面倒に感じる人も多い。オランダのWAARMAKERSが開発したのが、ゴミに出すのと同じ手順でリサイクルに出すことができるポリ袋「Goedzaq」だ。不要品を袋に入れて道端に置くだけで、欲しい人は中に入っているものを自由に持ち帰っていいという意志表示になる。袋の片面は人が目を止めやすい黄色で、もう片面は外から中身が見えるよう透明になっている。

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遠くからリアルタイムでハグを届けるぬいぐるみ「Pari」

仕事が忙しい親と子や遠距離恋愛中のカップルなど、大切な人が遠くにいて寂しい思いをしている人は多い。アメリカの会社Parihugは、動物型のぬいぐるみPariを通して大切な人のハグを感じることができる仕組みを開発。このぬいぐるみを2つ用意し、1つは自分が持ち、もう1つを大切な人に渡し、片方の人がPariを抱きしめると、離れた所にいても、相手が持つPariにおだやかな振動が伝わる。同時にPariを抱きしめると、互いの心臓の鼓動も伝わる精度だ。

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オランダのシンボル「風車」を商業ビルで実現する「Windwheel」

風車が有名なオランダだが、昔ながらの風車は風力タービンへと変わりつつある。そんなオランダの新シンボルとなるのが、風力タービンそのものを住居やホテルも含む商業ビルにした建物「Windwheel」だ。ロッテルダムで建設中のこのビルはドーナツ状で、空いている円の中心に吹き込んだ風を活用してエネルギーを生成。さらに雨水をビル内で使う水に再利用し、有機廃棄物をバイオガスに変え、ソーラーパネルを搭載するなど、建物全体でクリーンエネルギーを生み出している。

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災害直後から組み立ててすぐに使える「ほぼ紙トイレ」

トイレは災害直後から必要なのにも関わらず、被災地では公共トイレは封鎖され、仮設トイレもすぐには来ないため、多くの人々がトイレに悩む。この問題を解決するべく株式会社カワハラ技研は、実際に現場にいた被災者や支援者の意見をもとに「ほぼ紙トイレ」を考案。便槽以外は紙でできているため女性や子供でも容易に組み立てられ、衛生的で事後処理も簡単な備蓄型仮設トイレだ。屋外に置いても設置後1か月間は耐えられ、サイズも単体で200人使用できる大容量である。

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ゴッホの絵をモチーフにした、電力なしで光る自転車道「Van Gogh Path」

ゴッホの晩年の作品であるThe Starry Night(星月夜)をテーマに、オランダのアーティストかつイノベーターでもあるDaan Roosegaardeは、ゴッホのゆかりの地であるヌエネンに過去と未来を融合させたサステナブルな自転車道「Van Gogh Path」を作った。この道路は、星を連想させる数千もの煌く石からなる。この石は日中の太陽光で充電し、夜になると発光する蛍光塗料を塗られた特別な石であるため、道を光らせるのに余計な電力を使う必要がない。

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流したトイレットペーパーと再会できるオランダの自転車道

国全体で35,000キロもの自転車道がある自転車大国オランダには、世界初となるリサイクルトイレットペーパーで舗装された自転車道がある。雨の多いオランダでは、水はけの良い道路が必要であり、それを作るための材料を固定するのに廃水に含まれるセルロースが役に立つ。「汚物」というイメージのある廃棄物から、美しい道路が作られている事実は、多くの人を驚かす。一方、様々な廃棄物から出るセルロースは供給過多であるため、エネルギー源など他の用途も模索されている。

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洗濯もアイロンもいらないエコなウール製シャツ

ワイシャツはシワが付きやすくアイロンもかけにくいため、洗濯やアイロンを手間に感じ、クリーニングに出している人も多い。アメリカの会社Wool & Princeは、洗濯もアイロンもいらずに着続けられるウール製のシャツを開発した。ウールは弾力性があるためシャツにシワが付きにくく、汗を素早く吸収して大気に放つので臭いも残りにくい。綿と比べて約6倍の強度があるため、シャツも長持ちする。

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