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子供による子供のための街づくり。都市運営を体験できるプログラム「ミニ・ミュンヘン」

ドイツのミュンヘン市は、子どもが都市ならではの魅力を体感するとともに、都市がどのように運営されているのかを学ぶため、子どもたちによる都市運営のプログラム「Mini-Munich(ミニ・ミュンヘン)」を開催。開催期間は夏の約3週間で、この間7~15歳の子どもたちが街を占拠し、政府の仕事や事業運営などを疑似体験する。子供たちはプログラムの中で、仕事に就いたり、税金を納めたり、法案を通したりと、リアルな経験をすることが可能だ。

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まち全体がサステナビリティを学べる分散型シアターに。「⼤丸有SDGs映画祭2020」

三菱地所を中心としたSDGs ACT5が、都市の持続可能性を考えるきっかけを作ろうと、SDGsを切り口とした映画祭を企画した。会場となるのは、東京屈指のビジネス街である大手町・丸の内・有楽町(「大丸有」)エリア。フードロスや海洋汚染など多岐のジャンルに渡るノンフィクション作品が上映された。映画という親しみやすいツールを通じて、世界で起きている多様な問題の現場にさらされる人、生物、環境の声にリアルに触れることができるようにする狙いだ。

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屋上は自転車レーン。インドにできる緑に覆われた学校「Forest School」

ムンバイを拠点に活動する建築事務所の「Nudes」はプネ市に、緑に覆われた学校「Forest School」を建設する。同校は2つの円筒形の建物を連結してできており、屋上には無限大を表す記号である「∞」を模した自転車レーンが敷かれる。建物は6階建てで、高さは32メートル。各階のバルコニーに植物を置くことで、「垂直の森」のような外観になっている。同校では、保育園に通う子どもから18歳までの生徒が学ぶ予定だ。

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アムステルダムVSロッテルダム、緑化のため庭のタイルはがし選手権を開催

オランダのアムステルダム市とロッテルダム市で、緑化のために活動する企業や団体が市行政と共催する形で、「NK Tegelwippen(オランダタイルはがし選手権)」を開催した。2つの市のそれぞれの住民が、タイルを庭からはがし、どちらが緑化に貢献したかを競うキャンペーン。新型コロナ禍で気が重くなってしまいがちな今だからこそ、楽しみながら街の緑化や気候変動にアプローチする、オランダの取り組みだ。

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手押し車をベンチに。コロナ禍のトロントで生まれた公共サーキュラーデザイン

トロント在住のアーティストであるジョン・ノットン氏が作成したのが、手押し車のベンチ。『Plant It Forward』と名付けられたこのベンチの設計の根底には、サーキュラー・エコノミーの思想が流れており、ベンチに使用されている木材は、150年前の蒸留酒製作所で使われていた廃材や、古い工場からもらってきた合板でできている。周囲にはインゲン豆が植えられ、コンクリートが多い都市の中でも、土や植物を身近に感じられる仕掛けとなっている。

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非常時にも電気を灯す。米大学の「蓄電池になる赤レンガ」

米ワシントン大学が赤レンガを蓄電池にして「電気を灯す」方法を開発した。レンガ内部に存在するナノファイバーを使用して、導電性ポリマー(化合物)であるPEDOTと呼ばれるコーティングを作成することで製造が可能。非常用照明等に電力を供給できる建築用ブロックとしての貢献が期待される。また、蓄電機能をもたない太陽光パネルに接続し、発電した電力を貯めるという利用法も想定されている。1時間以内で数十万回の充電ができ、50個のレンガで非常用照明に5時間電力を供給可能。

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コンポストで自然もコミュニティも再生する「循環生活研究所」

私たちの生活の中になかなか根付いてこなかったコンポスト。その普及を20年以上前から支えてきたのが、福岡を拠点に活動を行うNPO法人、循環生活研究所。家庭のベランダでできる都市型の段ボールコンポストの販売やコンポストを通じたコミュニティづくり、コンポストの指導者養成や子ども向けの菜園やイベントなど教育活動にも力を入れており、食とコミュニティづくりに関わるあらゆる取り組みを行っている。

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ゴミから1千万円のアートを創る。長坂真護さんに学ぶ、問題提起と解決を目指すアート

ガーナにある世界最大の電子廃棄物捨て場である「アグボグブロシー」に住む人々は、有害な煙にさらされながら電子廃棄物を燃やして手に入る金属を売り暮らしている。アーティスト・長坂真護さんは、そこのゴミをアート作品に使うことで、物理的にガーナのゴミを減らし、数十万円以上で販売した作品の利益をガーナに還元することで、現地の人々の生活の質を向上させる。先進国の人が排出したゴミを使ったアートを先進国の人が購入することで、ガーナのゴミ問題が解決されるという循環の仕組みを作り出している。

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クリエイティブ人材を集める、空き家リノベ物件。「巻組」が仕掛ける石巻の地方創生

2011年の東日本大震災で被害を受けた宮城県石巻市。震災後石巻で立ち上がったスタートアップである「巻組」が、「空き家」をリノベーションし、賃貸住宅やシェアハウスとして運用。巻組のプロデュースする個性的な物件にはアーティストや起業家など、クリエイティブな人材が自然と集まり、地域の活性化に貢献。家を作る側と住む側が分断されている現状の不動産業界の仕組みを、家を住む側が住まい作りやライフスタイル作りに参加できるような仕組みへと変えようしている。

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災害時にも活躍。CO2を排出しない空飛ぶタクシー「CityHawk」

イスラエルのUrban Aeronautics社はアメリカのHyPoint社と共同で、水素燃料電池を使用した空飛ぶタクシー「CityHawk」の開発を発表した。外部に翼がなく、内部にローターが設置された画期的な設計は、door to doorの輸送を可能にするとともに、優れた制御や安定性、安全性や騒音低減を実現。コンパクトながらもペイロードが高く、燃料補給も数分でできるため、都市交通や緊急時の対応に最適だ。また、電動モーターに加えエネルギー性能に優れた水素燃料電池を搭載しており、より環境に配慮した移動を可能にした。

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