約28万4,000人が暮らすのは、ヨルダン北部の砂漠地域にあるザータリ難民キャンプ。砂漠地帯で農業に向かない土地では食糧不足が問題となっている。そこで、難民と国連難民高等弁務官(UNHCR)がイギリスのシェフィールド大学の専門家と協力して行ったのが、プラスチックカップに使い古しのマットレスを筒状にくり抜いたものを入れ、水を与えることで植物を育てる水耕栽培の仕組み。この新しい取り組みが、キャンプの食糧不足解決に貢献することが期待されている。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。