使用するエネルギーを自ら生産することで、年間の一次エネルギー使用量を収支ゼロにする「ネット・ゼロ」の住宅を3Dプリンターで建設するプロジェクトが、米国カリフォルニアで進められている。約2万平方キロメートルほどの広さに15軒が建築中で、できあがった住宅のエネルギーはすべて太陽光でまかなわれる。家主が希望すれば、テスラ社の蓄電池も設置でき、さらに電力効率を高めることができる。3Dプリンターでの建設により、廃棄物を大幅に削減できる。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。