シンガポール国立大学が、廃棄されたペットボトルをCO2や汚染物質を吸収するエアロゲルに変える技術を開発した。このゲルは超軽量で耐熱性があり、さまざまな用途に利用できる。このゲルは、表面処理の方法が使用用途を決めるのが特徴だ。メチル基と反応させると大量の油を、アミン基でコーティングすると空気中のCO2を素早く吸収するようになる。油除去や消防服の裏地、火災時に使うCO2吸収マスクなど幅広く利用することができる。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。