世界中の電気を利用できない12億人のうち大半が、作業を行うには不十分な明るさのろうそくや体に悪い影響をもたらす灯油ランプなどを利用している。そこで開発されたのが、安価で導入でき安全性の高いLEDランプLumir K(ルミールK)だ。充電などは必要なく、本体と食用油さえあればどこでも使用が可能で、5mlの食用油で1時間発光する。明るさは、従来の標準的な灯油の照明の4倍にもなり、炭素排出量も灯油ランプに比べて約90%削減できる。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。