インドのラダックで「観光業と地域経済の共存」と「⼥性のエンパワーメント」を目的としたクラフトショップを建設するプロジェクトが進行中だ。ラダックでは貨幣価値を基盤とせず、自然と共存する暮らしが成り立っていた。しかし、1974年に政府の方針により観光客の受け入れや貨幣が導入されたことでさまざまな問題が生じている。プロジェクトを通して、ラダックの社会の良さを守りつつ、グローバル化のなかで孤立させない社会のしくみをつくることが最終目的だ。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。