伊藤園は、緑茶飲料の製造時に排出される茶殻をアップサイクルする「茶殻リサイクルシステム」を2000年に開始し、これまでに建材や樹脂、紙製品など、様々な商品に茶殻を活用してきた。2021年6月には、「茶殻染色剤」を開発し、今年度中に茶殻染色剤を使用した革製品を市場展開すると発表した。茶殻染色剤で加工した製品は、緑茶成分のカテキンにより、抗菌・消臭効果を備え、また、自然由来の原料であるため、安心して身に付けることができる。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。