イタリア政府は、2020年9月より学校教育で気候変動に関する授業の必修化する。環境教育を制度上、“義務化” するのは世界初だ。対象は全国の小学生から高校生まで、年間で最低でも33時間、授業時間を当てていく。地理学や物理学と関連した気候変動に関する知識や、気候変動が自然や社会に与える影響、その対策といった基本的な事柄に加え、環境保全と経済成長の両立をどのように図るか、といった実践的な内容までを教える。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。