ノルウェーの海洋クルーズ大手フッティルーテン社は、2021年までに、漁業ゴミや魚のアラ(内臓など、魚の食べられない部分)と液化天然ガスを組み合わせたバイオガスとバッテリーパックで、クルーズ船6隻を運行することを発表した。ノルウェーでは漁業が盛んで、いつも大量の魚のアラが手に入る。フッティルーテン社はこのことに目を付けバイオガスの導入を決めた。同社はもとより環境保護に力を入れており、2018年夏にはクルーズ船会社として初めて、船内での使い捨てプラスチック使用を廃止している。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。