イギリスでは、道に張り付いたガムを取り除くのに、年間約225億円が費やされている。これに対し英Gumdrop社は噛み終えたガムを集めて、独自に開発したGum-tecという技術でアップサイクルし、ゴム長靴や携帯カバー、文房具などに作り変えるという循環型サイクルを実現した。まず街中にGumDropBinという「噛み終えたガム専用ゴミ箱」を設置する。満杯になると容器ごと回収され、新しいゴミ箱や、あらゆる他の製品に生まれ変わるというサイクルだ。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。