住む場所や所得によって食べるものが変わってくるという事情を踏まえて、ロサンゼルスのセルフ式レストラン「Everytable」は、同じメニューを高所得層が住む地域では高めの価格で提供し、逆に貧しい人々が暮らす地域ではより低価格で提供するというシステムを開始した。金額の違いがあっても、その地域に住む人々にとっては求めやすい価格であり、所得に関わらず栄養価の高い食事ができる機会が等しく与えられている点で平等なシステムだ。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。