スイスの研究機関「Empa」の研究者らは、紙とインクだけでできた「紙電池」を考案した。紙電池は生分解性の材料からできており、紙に水を数滴垂らして活性化させることで、紙電池は1.2ボルトの電圧に達する。液晶ディスプレイ付き目覚まし時計の電源を1時間持続させることができる。紙電池が低消費電力のさまざまな使い捨て電子機器に利用可能なほか、従来の電池と比較して、環境負荷を最小限に抑えることができるという。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。