米コロラド大学ボルダー校の研究チームが、廃棄されるビールを利用し、室温を快適に保つ透明なシートを開発した。このシートは、ほとんどガスでできたエアロゲルの薄膜で、空気を閉じ込める数十億の小さい穴を持った素材を交差して作られた。エアロゲルはガラスより100倍軽くて遮熱性に優れており、窓ガラスにこのシートを貼ることで、窓ガラスの断熱性を高めてくれる。これにより、部屋を夏は涼しく、冬は暖かく保つことができる。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。