スウェーデン農業科学大学などの研究者は、コットンの代わりにポプラの木から得られる繊維を使って、布を作ることを提案した。1トンの綿を生産するために多量の水や広大な土地を必要とするが、ポプラは農業生産性が低いという特徴を持つ「マージナルランド」で栽培できるため、本来他の用途で使えるはずの土地を切り開いて繊維の生産のためだけに使うことはないという。また、ポプラはコットンほど多くの肥料や水を使わなくても育つため、環境負荷を軽減できる。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。