飛行機に乗るときの預け荷物に付けられる荷物タグは、到着地ではゴミになる。KLMオランダ航空は、タグを別の用途で使えないかと考え、搭乗者がアムステルダムの空港を出たあとも役に立つ音声ガイド付き荷物タグ「Care Tag」を導入。このタグにはオフラインでも使えるGPS機能が付き、滞在者が街を散策していると場所に合わせた音声ガイドが流れる。荷物タグという紙切れにテクノロジーの力を足すことで、航空会社のホスピタリティを機内から機外まで拡張できるアイテムだ。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。