McCurdy氏は、藻類由来のプラスチックからレインコートを制作した。藻類プラスチックは、焼却処分する際に発生するCO2よりも、原料の藻が成長時に吸収したCO2のほうが多いため「カーボンネガティブ」な素材である。彼女はレインコートを通して「現代の光合成で生成された炭素」由来のプラスチックと「数百万年前の光合成で生成された炭素(=石油)」由来のプラスチックを対比してみせ、プラスチックの原料にしている「炭素の出どころ」を見直すべきだという新たな視点を提示した。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。