カナダ・ケベック州で始まったのが、通学路にいる子供たちがリュック型の速度計「Live Radars」を背負う安全運転啓蒙キャンペーンだ。ドライバーが子供を通り過ぎるときに、自分の出している速度がリアルタイムであらわれることで、自分が速度制限を上回っているかどうかが一目でわかる。標識や、道路に取り付けられた無人の速度計ではなく、実際に交通事故の被害者となりえる子供が「背中で語る」のが、この企画のユニークなところだ。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。